スタートはフィルムカメラ
カメラが趣味でここ15年位写真を撮ってきました。
カメラを始めた頃デジカメはまだ出始めで、中古カメラ店でミノルタα Sweetを買って始めました。銀塩カメラ即ちフィルムカメラです。
当時住んでいた場所が、観光地として有名なところだったので、建物、港、海、植物、街並み、お祭り等々、被写体には事欠きませんでした。
フィルムは最大で36枚しか撮れません。現像代の他にプリント代もかかるので36枚同時プリントするとL版で2000円位かかったかな。
現像してみないとどのように写っているのか分からず、フィルムも枚数が限られ貴重なので、デジカメの今よりも一枚一枚丁寧に撮っていた気がします。ネガフィルムは意外と発色が良くきれいに撮れました。
今度の休みはあそこに行ってみようここに行ってみようとか考え、とても楽しかったです。同時プリントが上がって初めて見るときのドキドキ感。そしてうまく撮れているものがあると嬉しかったです。当時は本当に写真を楽しんでいたと思います。
フィルムスキャナーを買って、フィルムをデジタル化してサイトにアップしたりもしていました。
最近写真が楽しくない
時と場所が変わって、現在は東京暮らしです。カメラもミラーレス一眼フルサイズSONY α7IIに変わっています。写真も撮ったその場でネットにアップ出来るし、メディアの容量が許す限り何千枚も撮れます。フィルムカメラの時に比べるととても便利になりました。
けれども、あまり楽しくないのです。
理由としては、まず被写体があまりありません。
東京では一部の公園などを除いて写したいものがあまりないのです。
先ほどあげたような建物、港、海、街並み、お祭りは、観光地だからこその今で言う「映え」がありました。東京にはそういう魅力的な場所がないように思います。
第二に画像素子のCMOSセンサーのせいかわかりませんが、出てくる写真があまりきれいと感じないのです。フィルムで取るとなんというか何気ないテーブルの写真でも写真になったというか風情が出たのですが、今のカメラだとただの記録になってしまいます。
そこで昔のような写真に対する楽しさを取り戻すために、やってみようと思うことがあります。
先ずカメラを、以前使っていた撮像素子がCCDのMINOLTA α7 digitalに戻すこと。
このカメラで撮った写真の色がすごく好きだったのです。しばらくこのカメラで写真を撮ってみます。
そしてたまにはフィルムカメラで写真を撮るのもいいかもしれません。
結果はまた報告したいと思います。

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